ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 330字|2007.9.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
しつこいバス爆破
「こんちわ。おたくのバスを爆破したぜ。お巡りも兵隊も怖くない。二百五十万ペソ支払うまで爆弾を破裂させるからな」︱︱。十八日午前十時四十五分ごろ、コロナダル市でイエロー・バスライン社所有のバス車内で時限爆弾が爆発した。その三時間後、同社にこんな電話が掛かってきた。ギャング団「アルコバル」を名乗ったという。
セラピオ中部ミンダナオ警察本部長によると、爆弾は乗員、乗客が全員、降車した後に爆発したので死傷者はなかった。爆弾は小さなプラスチックの箱の中にTNT火薬の粉末を詰め、携帯電話機で起爆させたという。威力は大きくなく、警察では脅しのためとみているが、アルコバルは次の爆弾テロを予告しているので要警戒だ。(20日・ブレティン)