ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2007.8.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ボロは怖い
南ダバオ州マタナオ町バンカル・バランガイ(最小行政区)で十四日午後十時ごろ、五十歳の住民男性と同じ地区に住む青年(19)が酔って口論した。青年が持っていた長さ約五十六センチのボロ・ナイフで男性に数回、切りつけたところ、男性の身体は頭から腹まで真っ二つになって死亡した。
青年は国家警察マタナオ署に自首したが、被害者男性も野良からの帰りでボロを持っていたという。遺族は訴訟費用がないので告訴は検討中だが、葬儀代を青年側で出してほしいと交渉中。ボロは先端に向かって幅が広くなっているため、切っ先に力が集まる。元々、雑木、雑草を切り払う農具だが、過去の戦争で刀代わりに使われ、武器としても発達している。(12日・サンスター電子版)