ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2007.8.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
環境長官の初仕事
アティエンサ新環境天然資源長官の初仕事は、比有数の観光地、ボラカイ島での住宅地、商業施設の建設を六カ月間禁止する措置だった。就任早々、同島を視察してリゾート所有者らと懇談、建設ブームが島の自然を急速に破壊しているという訴えを聞いた。
観光客の増加に伴って、島に職を求める人々がどんどん流れ込み、水は足りない、下水は詰まる、ゴミは溜まる、衛生は悪くなる。結局は、観光客へのサービスが落ちるという苦情だった。もっと心配なのは、森林地区に住宅地が広がって来たこと。同長官は国軍に対して、マライ町ナバオイ・バランガイ(最小行政区)の保護林約二千ヘクタールの警備を依頼するとともに、同町役場には当分、建築許可を出さないよう要請した。(11日・ブレティン)