ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2007.8.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
身代金約690万ペソ
サンボアンガシブガイ州で誘拐されたイタリア人のジャンカルロ・ボッシ神父(57)は七月十九日夜、四十日ぶりに解放されたが、政府見解と異なり、身代金六百九十万ペソが支払われたという情報がある。
匿名の消息筋によると、ボッシ神父は北ラナオ州スルタンナガディマポロ町の国道上で解放されたが、身代金はその直後、イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)元構成員の「コマンダー・キディー」を首領とする誘拐団に支払われたという。ただし、誰が身代金を負担したのかは不詳。キディーの誘拐団は、政府・MILF合同行動チームの政府側委員、ドロルフィノ少将によると、一九八八年以来、十件の営利誘拐事件に関与している。(2日・ブレティン)