ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2007.7.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
シャブとアルミ粉末
セブ市警察本部は六月二十九日、覚せい剤保持の現行犯で兄妹の容疑者二人を逮捕したが、国家警察科学捜査センターで押収した粉末二十五グラムを鑑定したところ、一般に「タワス」と呼ばれているアルミニウムの粉末だった。
このためセブ市地検では二人を証拠不十分で釈放した。
しかし、第七地域検察本部は「逮捕した時、押収したシャブ(メタアンフェタミン)がどうしてアルミ粉末になったのか」と地検に再捜査を指示した。検挙したのは二人の三級巡査だが、そのうちの一人が直ちに科学瀬捜査センターに粉末を持参したという。
同本部は、警察が押収。保管した粉末と鑑定に回された粉末が同一だったかどうか疑わしく、すり替えがあったのではないかとしている。(16日・スター)