ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2007.7.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
砂糖も密輸に押される
国内向け砂糖の価格が密輸品に押されてどんどん下がっている︱︱。セブ州ボゴ市のミランダ砂糖生産者協会長は大いにこぼした。国内向けの「B級品」は数カ月前に五十キロ袋当たり千百十ペソしていたものが端境期になった最近、同九百七十五ペソまで下がったという。輸出用の「D級品」は政府が生産原価を割る同四百ペソに価格規制しており、米国輸入割り当て「A級品」も昨年の千二百ペソから八百ペソに急落した。
同会長によると、砂糖規制委員会(SRA)が国内の年間消費量を二百万トン未満と推測、供給が二十万トン以上だぶつくと見て、輸出を増やしたが、逆に品不足となった。当然、価格は上がるはずだが、安い外国からの密輸品が価格を押し下げているという。(30日・ブレティン)