経済提携協定の犠牲
[ 324字|2007.6.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
比日経済提携協定で完成車が無関税輸入されると、やっていけない・・。一九六二年以来、日本のヤマハ発動機のオートバイを組み立て生産していたノルキス・トレーディング社がセブ州マンダウエ市の工場を七月十五日で閉鎖することになった。
同社報道担当者によると、日本との経済提携協定が早晩、発効するのを見越し、ヤマハとの生産提携契約が切れる機会に操業停止に踏み切るもので、従業員三百六十四人が早期退職措置の対象になるという。オートバイの組み立て生産は九月からヤマハ・モーターズ・フィリピンズ社に引き継がれる。貿易産業省のセブ州担当者は給与の良い仕事が無くなるばかりか、国としての年間約三億ペソの税収を失うと残念がっている。 (19日・インクワイアラー)