ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2007.6.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
建設作業に奮闘
イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)の元戦闘員の子息たちが、親たちの武力闘争を引き継ぐことなく、家屋建設作業に汗を流している。昨年二月、大災害を引き起こし、多数の住民が家を失ったビサヤ地方南レイテ州セントベルナルド町で家を無くした住民のため、一部がすでに家屋建設作業に従事している。
北コタバト州ピキット町の学業を放棄していたMILFメンバーの子息、七十七人がこのほど、大工、石工、基礎的電気工事の技術訓練を終了、実地作業に取り組んでいる。うち二十七人は戦闘に参加経験があった。住宅プロジェクト委員会が技術指導に当たり、技能訓練促進庁(TESDA)がこれらの若者に修得資格を与えた。(16日・ブレティン)