ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2007.6.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
米軍嫌い
再選を果たしたドゥテルテ・ダバオ市長はこのほど、自ら議長を務める地域治安会議(RPOC)の席上で、比米合同軍事演習に反対する姿勢をあらためて鮮明にした。
同市長の反対理由は、米軍の兵士は「テロリストを引き込む磁石の役割を果たす」というもので、昨年も、ミンダナオの地域紛争が歴史的な背景を持っており、解決には年月を要することを米国が理解していないと批判していた。
同市長によると、会議に出席した大統領府の代表がダバオ市での合同演習実施を提案したが、即座に拒絶したという。同市では治安特別部隊の「タスクフォース・ダバオ」を維持しており、市長はもし中央政府が演習を強行するなら、何が起きても責任を持たないと逆に脅しを掛ける発言をした。(2日・スター)