ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2007.5.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
比日友好のつり橋
比で最長のつり橋(全長九百七・六メートル)がこのほど完成、ミンダナオ地方の南北縦貫道路、比日友好ハイウエー(ダバオ︱スリガオ間)と北アグサン州ブツアン市を結んだ。総工費は約二十億ペソ(うち日本の借款約三十五億円)。
小渕政権時代に決まり、二〇〇〇年に供与された特別円借款事業の一つで、日本企業の請け負いが条件のヒモ付き援助。ボノアン公共事業道路長官は、山崎日本大使も出席した三日の開通式で、「日本の技術とフィリピンの人的資源がうまく結合した成果だ」と演説、その間の事情を巧みに示唆した。アグサン川にかかる鉄筋のつり橋部分は長さ約三百六十メートル。優美な姿でミンダナオ開発に今後、貢献していく。(13日・ブリティンなど)