ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2007.5.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ハイテク選挙違反
携帯電話の普及と活用では
世界の上位を行くフィリピンだが、中央選管第七支部(中部ビサヤ)はこのほど、買票の新手口に利用されかねないと警告した。
同支部によると、特定候補に投票を約束して、カネを受け取った有権者は十四日、投票場で候補者の名を記入した
後、撮影機能付きの携帯電話
で投票用紙をパチリ。後でその映像を見せて、約束を果たしたことを証明するという。
もちろん中央選管は秘密投票の原則を守るため、投票用紙の撮影は禁じているが、「カメラ、カメラ付き携帯電話の投票所持ち込み禁止」までは決めていない。十四日に投票所で携帯を預かることは許されず、監視員が撮影行為を発見すれば、投票が無効にすることが可能なだけという。(7日・ブレティン)