ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2007.4.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
高温で野菜値上がり
比でも異常な連日の高温続きがセブ州山間部の農業に影響を及ぼし、公設市場で野菜が値上がりしている。セブ市露店業組合連合のピノ会長によると、農園主たちが高温で作物の出来が悪いと主張して、卸し値をつり上げている。三月以降で小売価格の値上がりが激しいのは、オクラがキロ十五ペソから二十ペソ、ニンジンが同二十五ペソから四十ペソなどという。
セブ市議会はこのほど、山間部バランガイ(最小行政区)を災害地域に指定したが、気温上昇によって水源地が枯れ、水不足になっているという。農作物のほか、切り花産業に影響が出ている。市役所は災害対策予算一億二千万ペソから経費を支出して農業用水の補給を開始するとともに、免税措置なども発動する。(28日・ブレティン)