ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2007.4.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
老朽橋、遂にダウン
ダバオ川に架かる四橋の中で最も重要なバンケロハン橋(ガバナー・ヘネロソ橋)で十二日、橋脚のひび割れが発見され、無期限の通行停止になった。太平洋戦争で敗走する日本軍が破壊したのを再建してから約六十年たつ老朽橋だけに、通行再開のメドは全く立っていない。
これに伴って、ダバオ市が推進してきた市内主要道路の交通信号設置事業(事業費総額一億四千万ペソ)も立ち往生してしまった。橋が当分、使えなくなったので市内の交通事情が急変、すでに動いていた信号がかえって交差点やサークルでの渋滞を引き起こすことになったため。ヘンペサウ市交通管制本部長は、交通信号を導入してから主要道路での事故は九三%も減少したのにと嘆いた。(16日・サンスター電子版)