ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 309字|2007.4.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
殺し合い選挙
二十九日から下院選、地方選の立候補受け付けが始まったが、中部ミンダナオでは早くも選挙がらみの流血ざたが三件起きたという。
南ラナオ州バコロド‖カラウィ町では二十五日、サウム・ディパトゥアンさんが民兵隊長を務めるいとこ、カイルディン容疑者に射殺された。治安当局の調べによると、同容疑者はサウムさんが兄弟のタタド・ディパトゥアン町長に対抗して立候補するのを止めさせようとして口論になり、撃ったらしい。アンパトゥアン・イスラム教徒自治区(ARMM)知事は州の有力者たちに町長一族内の仲裁を要請した。
二十八日にはマギンダナオ州南ウピ町でも暴漢が町役場の幹部を襲い、三人が重傷を負ったという。(29日・インクワイアラー)