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4月2日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 517字|2007.4.2|社会 (society)|ハロハロ ]

 首都圏の南、ラグナ、バタンガス両州にまたがってそびえるマキリン(一、一三〇メートル)。山頂は朝方、ほとんど雲に覆われている。ところが三日前の三月三十日朝、その雲がこれまでとは逆に南から北に流れていた。立ち止まって確かめないと分からないほどゆっくりだが、風向きが変わったようだ。季節が移り始める前兆なのか、それとも一時的な現象か。

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 ルソン島西岸域の季節は乾期と雨期に分かれる。それぞれの時期に多少の地域差はあるが、一般に北東の季節風が吹く十一月から五月までを乾期、南西の季節風が吹く六月から十月を雨期と呼んでいる。乾期の後半、三月から五月にかけての酷暑期は花の季節で、木々に咲く花は高木、低木を問わず、彩りが豊かだ。

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 ごく身近なブーゲンビリアやハイビスカスに始まって、桜に似たカカワテ(マドルライラック)、小さな黄色い花が大木を覆うナラ(インドカリン)、台風で大きな枝を倒されて痛々しい樹形ながら、けなげにピンクの花をつけるアカシア(アメリカネム)……。つい先日、透き通るような黄色い花が房状に垂れ下がるゴールデンシャワーをアラバンで見つけた時は、思わず車を止めた。南の国の木は色鮮やかに装う(濱)

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