ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2007.4.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ごみの衛生処理場
西部ビサヤ地域で初めてイロイロ市がごみ衛生処理場の建設に着手する。同市幹部は「固形廃棄物処理法」の規定だからやむを得ないと重い腰を上げた。
比開発銀行(DBP)から九千万ペソの融資を受け、ドイツ政府の技術支援を得たのがきっかけ。統一選が終わった段階で工事を始めるという。場所は市内カラフナン地区のごみ捨て場の一部。
日本の国際協力銀行(JBIC)の調査ではイロイロ市が排出するごみは一日平均三百トンだが、市が処理するのは百六十トンにすぎない。残りは放置されたり川や運河に捨てられたりしているようだ。市内百八十バランガイ(最小行政区)の九〇%がごみ回収機構を持っているが、機能しているのは三〇%弱。(29日・ブレティン)