ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 305字|2007.3.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マングローブ盗伐
二十四日午前七時ごろ、セブ州サンフェルナンド町近くのラウイス岬沖をパトロール中の比海軍砲艦PG396が不審な行動をとる貨物船を発見、停止を命じて臨検するとマングローブから採取した樹皮が二百三十トン分も見つかった。
船名を「ダニエレマリー」という貨物船は海軍のマクタン基地に連行され、乗組員も拘留されている。海軍は環境天然資源省と協力して、船主や荷受け先などを追及するという。海軍報道官によると、海洋資源を守る貴重なマングローブの伐採や樹皮の採取は厳しく禁じられているが、樹皮が市場で高価で売れるため、盗伐者が後を絶たないという。樹皮は加工すると、防水染料として最高級品に変わるのだという。(25日・スター)