ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2007.3.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
火に弱い消防署
三月はダバオ市の火災防止月間だが、クワンチュー市消防局長は浮かない表情。記者会見で「市内十一消防署のどこも防火法を完全に守れていない。施設が老朽化しているためだ」と明かした。これに対してペレス第十一地域消防局長は「消防署は他の役所よりはましだ。もし火が出ても、消防士たちはどうすればいいのか知っているから」と、よくわからない説明を付け加えた。
同局がこのほど、市内サンペドロ通りで実施した調査では、三百軒のうち百軒近くが防火法の規則に違反していた。資材の過剰備蓄、通路妨害、非常口の不備などが主な違反事項。違反に対する罰則が軽いので、住民は営業許可の取り消し以外驚かず、「火の用心」は無視されがちだそうだ。(7日・ブレティン)