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3月5日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 566字|2007.3.5|社会 (society)|ハロハロ ]

 管理組合が電話回線の光ファイバー化を決め、わが家のパソコンも高速回線で結ばれた。動画の画像が途切れることなく受信できるほか、メールのスピードが上がった。NTTに勧められ、通話料金が安くなるというので固定電話も光電話(IP)に切り替えた。通話料金は全国一律で市内料金並みの三分で八・四円。音声はほとんど変わらず、一カ月の通話料金が基本料を含め少し安くなった。

 ところが、国際電話など「0発信」の番号にいろいろ規制が設けられている。これまでフィリピンとの通話は、携帯電話からも同じ料金で掛けられるKDDIの「カバヤンコール」を契約していたが、光電話では利用できなくなった。国際電話は自動的にNTTが提携しているドイツテレコムの国際回線に接続される。光回線網を拡大して顧客を囲い込もうという通信各社のグループ化作戦だという。

 携帯電話業界も「番号持ち運び制」導入で、顧客獲得競争が過熱しているが、よく検討しないと各社の付加機能にも大きな落とし穴があるようだ。「海外でも使えます」という最新機種を比に持ち込んだ人が、月額数万円の通話料を請求されて飛び上がった。日本からの国際回線の通話料は、すべて受信者負担になる仕組みだという。以後、掛かった電話はすぐ切るというから便利なようで不便な話である     (富)

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