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11月20日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 321字|2006.11.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

渡り鳥の天国

 セブ都市圏からわずか四キロのオランゴ島には今、数十万羽の水鳥がひしめいている。広さは約九百二十ヘクタールで湿地帯が広がる。九月から十一月にかけてが、寒さを避けて南下する鳥の渡りのシーズンだという。

 中国からのシラサギのほか、オオハシシギ、チュウシャクシギ、アカアシシギなどのシギの仲間が多いようだ。地元関係者によると、この島はさまざまな小魚、カニや貝類がいるため、鳥たちに絶好のエサ場を提供している。 

 フィリピンは「東アジア渡り鳥経路」の中継地点として有名だが、オランゴ島ではこのルートをたどる七十七種の鳥類のうち六十二種までを確認しているという。はるばるオーストラリアや米大陸から飛んでくる鳥もあるとか。(10日・サンスター電子版)

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