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10月23日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 316字|2006.10.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

殺人の反開発効果

 イスラム教徒自治区(ARMM)の大都市、コタバト市のセマ市長は殺人事件の続発にたまりかね、市警察部長に「これ以上、殺人事件を起こすな」と厳命した。

 直近の事件は十九日朝、国家公安委員会に務める速記者がバイクで息子を小学校に送っていて殺された。殺し屋は止めの一発を撃ち込んで速記者を殺害、息子も足を撃たれた。七月にはARMM庁舎の近くで環境天然資源関係の仕事をする職員が射殺され、その数日後、同庁舎構内で森林巡視員が殺された。今月四日には、外国援助の受け皿である「ARMM社会基金」の理事長が白昼、殺された。

 セマ市長は「こんなことでは内外の投資家がおびえて逃げてしまい、開発どころではない」と嘆いている。(20日・ブレティン)

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