ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2006.7.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マリファナの秘境
セブ州警察本部の発表によると、同州中西部バランバン町警察は今月十日から一週間かけて、町の山間部で大麻栽培地を発見、計二万二百二十本の大麻と六千四百三十四本の苗を抜き取った。セブ市など中部ビサヤ地域の都市では大麻から作るマリファナの地下市場が形成されており、市販されれば時価百万ペソを超える量だという。
栽培者たちは行方をくらましたが、警察ではバヨン・バランガイ(最小行政区)に住む二人の容疑者を特定して追跡している。
セブ島西岸は大麻栽培に適した気候だが、加えてバヨン・バランガイは町の中心から十五キロ離れている上、断崖と険しい坂に囲まれている。相当、勇気がある者でないと踏み込めない「秘境」だという。(22日・ブレティン)