ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2006.6.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ヤトロファ栽培を奨励
ディマポロ北ラナオ州知事と夫のボビー下院議員はバイオ燃料として有望なヤトロファ(和名サンゴアブラギリ)の栽培を熱心に唱導している。ヤトロファは中南米原産で、アフリカのマリ共和国ではドイツの援助でディーゼル混合材料として商業化された。同国では、動物が嫌うため農場の垣根にも使われているという。
フィリピンでは、特にミンダナオ島の台風の通り道ではない地域が栽培適地。アロヨ大統領の提唱を受け、ディマポロ夫妻は北ラナオ州の三十五万ヘクタール余りの耕地を利用して、ヤトロファ農園を作りたいと意気込む。
同州知事は「母親や学校を卒業した娘たちが栽培すれば現金収入になる。石けんも作れる」と宣伝に努めている。(16日・ブレティン)