ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2006.5.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
分裂のうわさ
イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)内部で反乱が起きたといううわさが十日、ミンダナオ南部地方に飛び交った。反乱の首謀者はムサニップ・アブドラ
上級指揮官だという。ムラドMILF議長に対する強硬派の反発があることは知られているが、カバル広報担当は「和平交渉に反対する者たちの陰謀にすぎない」とうわさを一蹴した。
しかし、議長派に対抗しているのはMILF創設者、故ハシム前議長の弟で、マギンダナオ州のMILF武装集団を率いるサミル・ハシムだという説が根強い。支持者の中では、ワヒド・ツンドクは東南アジア地域テロ組織、ジャマ・イスラミヤと結び付き、過激派、アブサヤフの指導部を匿っていたとされる。(10日・サンスター電子版)