ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2006.5.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
国軍が調停役
南ラナオ州都マラウィ市で四月二十四日、国軍南部司令本部のドロルフィノ副本部長の司会で、州知事と州議会の仲直り式が行われた。
マナラオ州知事は昨年十月、前知事の急死で昇格したが、州議会が行政監察院に同知事の不正を告発、六カ月間の職務停止命令を勝ち取ってしまった。職務代行したマカバンゴン副知事は、嫌疑を晴らした州知事の復帰を認めず、市、町長を巻き込んだ政争に発展した。
この間、海兵隊が州庁周辺に常駐、政争が武闘に発展しないよう警戒していたが、その指揮官だったケルビン大佐も首都圏で反政府行動を起こすなど混乱を極めた。海兵隊所属のドロルフィノ副本部長は「党利、政略を捨てて、州のために協力しよう」と演説した。(25日・スター)