ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2006.5.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
スルタンの町誕生
中部ミンダナオの古い町、北コタバト州ミドサヤプで、町議会はイスラム教徒の多い十一バランガイ(最小行政区)が「スルタン・タンビラワンバヤオ町」として分離独立することを認めた。
四月二十一日にはスルタン(首長)の血を引くタンビラワン二世が即位して名誉町長となり、子息のホ・フェルナンデス氏が、町制施行について「キリスト教徒の兄弟たち、近隣住民に感謝する」と声明した。
中央政府とモロ・イスラム解放戦線(MILF)との和平交渉では、イスラム教徒の「固有の地」が最大の問題になっているが、南部クリスチャン単科大学のサントゥリアス学長は、ミドサヤール町の決定は和平を促進することになるだろうと称揚した。(27日・インクワイアラー)