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4月3日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 320字|2006.4.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

悲劇は続く

 大地滑り事故の被災者は南レイテ州セントベルナルド町のギンサウゴン・バランガイ(最小行政区)だけではない。付近の住民も地滑り再発の危険のため、避難生活を余儀なくされている。

 そうした避難民の十七歳と五歳の兄弟が三月二十四日、薪を取りに自宅のあるヒナビアン・バランガイに行った。その帰り、小川で汚れた足を洗おうとしたが、小川に小型水力発電機からの電線が垂れ下がっていた。飛び込んだ五歳の弟が大やけど。病院に運ばれたが死亡した。助けようとした兄も高圧電流に弾き飛ばされてけが。避難民の多くは、州や町の警告を無視して日帰りで自宅に戻り、畑仕事や家畜の世話をしている。避難生活はいつまで続くのか。誰も知らない。(29日・セブ・デーリー・ニュース)

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