ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 291字|2006.2.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
公立学校
西ネグロス州では、授業料など学費の値上がりで、子どもを私立学校に入れるのをあきらめる家庭が増えている。
州教育局の私立学校担当者によると、二〇〇五︱〇六年度に、私立学校に学ぶ学生・生徒約八万人のほぼ四〇%が退学した。うち二万八千人が公立学校に移り、残りは学習を放棄したドロップアウトだという。私学の授業料などが毎年、一〇︱一五%上がっているため。州庁の悩みは公立学校教員の増員で小学校で百十人、高校で五十人は増やさないとならないそうだ。
一方、公立学校でもドロップアウト率が四五%に上っており、貧困階層は子どもを学校に通わせるのをあきらめているようだという。(16日・スター)