ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2006.2.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
イスラム学者の釈放を
リビアの大学で学んだイスラム教学者が国際テロ組織、アルカイダとの結びつきを疑われて一月中旬、ミンダナオ中部マギンダナオ州で逮捕されたが、釈放を求める祈祷集会がこのほどコタバト市で開かれた。
逮捕されたのはアブドゥルガル・パガオ容疑者(50)でリビア・トリポリのイスラム大学で教育を受けウラマと呼ばれるイスラム学者となった。警察はマギンダナオ州ダトゥオディン・シンスアトの自宅で、家族にパシッグ地裁発行の逮捕状を見せただけで何の説明もなくパガオ容疑者をマニラの警察本部に連れ去ったという。
集会には数百人のイスラム教徒が参集したが、学友は「無実を証明するための集会」と位置づけ、即時釈放を訴えた。(1日・スター)