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　マギンダナオ州ママサパノ町に二十五日、イスラム急進派勢力。モロ・イスラム解放戦線（ＭＩＬＦ）の武装分子数百人が出現、道路を封鎖してしまった。一部はヌアリ副町長の家を包囲し、町役場も占拠する勢い。驚いた周辺住民三千人が家を捨てて逃げ出す騒ぎ。

　ヌアリ副町長や周辺の町長たちが二十三日、第六師団に警備の強化を要請したが、どうしたわけか国軍の動きは鈍く、ＭＩＬＦの進出を許してしまった。

　アンプトゥアン州知事は「この挑発行動は政府に対する侮辱であり、停戦違反だ」と批判したが、どうやら決起の理由はダトゥウンサイ町に建設されている市場接近道路に反対の意思表示らしい。地域一帯が不穏な空気に包まれている。（27日・スター）