ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 338字|2006.1.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
軍、警察が私設通行料
国家警察のバタオイル報道官はこのほど、ミンダナオ各地で警察官や軍兵士が検問所を通る車から恐喝する事例が増えたため、徹底的に取り締まる方針を明らかにした。
きっかけは、北ラナオ州出身のディマポロ下院議員がミンダナオ担当のドゥレサ大統領顧問に対し、北部、南西部、イスラム教徒自治区(ARMM)の国道検問所にいる警察官、軍兵士が通過する車両から四十︱五十ペソを巻き上げていると抗議したことから。物品の運搬許可証などを見せても、カネを出さないと通してくれないという。
ソックサルジェン地域の自治体関係者やビジネスマンたちは、金銭強要は軍、警察ばかりではなく陸運局の民間代行者も金銭を強要しているとこぼしているという。
(10日・スター)