ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2005.12.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
花火工場でタバコ
フィリピンの正月をやかましくする爆竹はもぐりの花火工場で製造されることが多く、爆発事故がよく起きる。
ラプラプ市ババグ・バランガイ(最小行政区)はもぐりの花火工場の密集地区だが、このほど、ある工場で、黒色火薬が入ったドラム缶が爆発、付近のバランガイまで大爆音が届いた。帰宅直前の男性労働者(23)が吹き飛ばされ、病院に収容されたが、頭などのケガで死亡。たばこの火の疑いがある。
隣のババグⅡバランガイでも、もぐりの爆竹工場で十一月に爆発事故があった。爆竹用の火薬がこぼれている場所に、誰かが火のついたタバコを落としたらしい。二歳の幼児ら二人が死亡、両親ら三人がけが。セブ州警察本部は、取り締まりに頭を悩ましている。(22日・ブレティン)