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11月21日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 308字|2005.11.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

銃器所持は民族文化

 イスラム教徒自治区(ARMM)では、このところ、町長など地方有力者の射殺など武力抗争事件が続発しているが、アンプトゥアン新知事は「銃砲取り締まりはとても無理」と防止策に早くもサジを投げてしまった。

 「銃の所持はイスラム教徒住民の文化の一つになっている」というのが同知事の主張で、赤ちゃんが生まれる前から、両親が与える銃を準備するという。伝統的に、ミンダナオ地方のイスラム教徒はクリスと呼ばれる剣が権威の象徴だったが、「今は剣が銃に代わってしまった」と嘆くのは、ママリンタ同自治区警察本部長。

 国軍の見方では、同自治区内の野放し銃器の数は約三十万丁。ほとんどの暴力事件で使われている。(18日・インクワイアラー)

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