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　ちょっと引っ張るとスッポリ顔を隠せるスキー用の帽子や縁なし帽は悪漢どもに愛用されている。セブ市議会はこのほど、顔を隠せるスキー帽などを着用して、市内で車やバイクを運転する者は身柄を拘束し、罰金を科し、場合によっては拘留するという市条例第一六八〇号改正案を採択した。

　この条例は元々、バイクの運転者に安全ヘルメットの着用を義務付けるものだったが、顔を隠せる帽子の着用禁止を付け加えた。新規則は十一月から施行される。

　市警察によると、市内、とりわけリロアン、コンポステラ地区では、バイクに乗った強盗による被害が続発している。これらの地区で新条例を適用、取り締まると防止効果があるだろうとみている。（４日・スター）