ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2005.10.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
MILFゲリラが帰順
イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)創始者、故ハシム・サラマト議長(二〇〇三年死去)直属の武装集団十五人が九月下旬、政府に帰順した。北コタバト州カルメンに駐屯する陸軍第六〇二歩兵大隊がB40対戦車ロケット砲やライフルを受け取った。
サラマト議長の心酔者だったアユナン、マンコの両指導者が率いる武装集団は二〇〇〇年にMILFの大軍事拠点、アブバカール基地(マギンダナオ州)が攻略されてから、北コタバト州の密林地帯に潜んだ。高圧線鉄塔を十数本も倒すなどの破壊活動を続けてきたが、長年のゲリラ生活に疲れたという。
同大隊広報担当によると、一月以来、帰順したMILF武装分子は州内で二百人以上とか。 (27日・スター)