ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2005.9.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
バンカボートの危機
国際的な観光地、ボラカイ島へは、空港のあるピナイ島のカティクランから船で渡るが、客船の就航計画が零細の渡船業者を脅えさせている。
ボラカイ保養施設・レストラン業者連合協会(BARRIA)はAMPO海運会社と交渉して、三百二十人乗り客船の定期就航について話し合っている。また、マグサイサイ海運会社は七十五人乗りのフェリー四隻に夜間航海の能力を付加しようとしている。
驚いたのはバンカボートで客を運んで生活している零細船主や船員、船着き場で客待ちするトライシクル運転手たち約三千人。マライ町協同組合・業界団体連合(UCAM)に結集して、「われわれの職を奪うな」と、政府が船会社に営業許可を与えないよう陳情を始めた。(20日・ブリティン)