ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2005.9.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
パナイ島の赤化地帯
パナイ島では比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)の影響下にあるバランガイ(最小行政区)が少なくとも四十七カ所ある。国軍発表の最新の数字である。
そのうちイロイロ州南部イグバラス町のイグカブガオ、タビアク、アンティケ州セバステ町のビエルナの三バランガイは「高度の影響下にある」という。パスクアル第十二歩兵大隊長によると、これら三バランガイの住民の半数がNPAの地下組織の指揮を受け、武装ゲリラや民兵要員をNPAに提供している。
NPAは土地改革を実施し、教育、財政、生産、保健、衛生、治安の各委員会を設立して、住民教化に努めている。イロイロ州では最近、バランガイに地雷を埋設しているのが国軍に発見された。(4日・ブリティン)