ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2005.9.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
授業料を飲んだ夫
ボホール州ダナオ市に住むルスミンダ・クエンコは市場の小商人。一人息子のためにせっせと学費を貯金していた。ある日、タイタイ・バランガイ(最小行政区)の家に帰ってみると、夫のレオンが仲間と酒盛りの真っ最中。 「酒代は?」と聞くと、彼女の学費貯金を寸借りしたという返事。このままではかわいい息子が非登校児童(OSY)になると真っ青。夫はわびるどころか大声を上げ、ルスミンダを何度もたたいた。彼女は台所に駆け込むと包丁を握って夫をぐさり。
正気に戻ると、夫は血だらけでうめいている。ルスミンダは大声で隣人たちに助けを求めて、ダナオ地区病院にかつぎ込んだ。幸い命をとりとめた夫だが、さて改心するのだろうか?(2日・ブリティン)