ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2005.8.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
人食いカルト集団
サランガニ州と境を接する南ダバオ州ホセアバドサントス町で、住民から土地や家畜を奪った後、殺害して肝臓を食べ、血を飲むという恐ろしいカルト集団が出現した。
これまでに、このカルト集団の犠牲者になったのは四人。住民に恐怖心を植え付けるための公開の「食人儀式」のようだが、脅えた住民が農作業を放り出し、町を離れる現象が起きている。
同町の国家警察はこのほど、ヌウィング・バランガイ(最小行政区)で六月二十七日、住民の男性を刺殺した疑いでメンバー三人を逮捕。このカルト集団について取り調べている。
警察は同州マリタ町の監獄から脱走した男が同バランガイに出現し、カルト集団を組織したとみている。
(8日・インクワイアラー)