ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2005.8.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
海賊版で青息吐息
セブ語圏でも知的所有権を無視した、いわゆる「海賊版」のCD、VCD、DVDが横行、地元のミュージシャンやプロモーションに大損害を与えている。
比レコーディング産業協会(PARI)会長でセブ市で音楽会社を経営するバステ・バルボアさんによると、近年、セブ州における録音製品の年間売上枚数は七十万枚で、二〇〇〇年ごろの二百万枚から激減した。貿易産業省担当者の話によると、もし、海賊版が一割減れば、全国で関係税収が十億ペソとなり、雇用が二千人増えるという。
バルボア会長は、国家警察の犯罪捜査隊が海賊版の取引業者を手入れして逮捕してくれれば、少しは良くなると期待しながら、近く会長職をアイボリー・レコーズ支配人に譲る。(1日・ブリティン)