ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 307字|2005.7.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
石油探査はイルカの大敵
日本の石油資源開発株式会社(JAPEX)とエネルギー省が始めた石油探査作業が東ネグロス州タノン海峡に生息するイルカたちの脅威になっている。
世界自然保護基金(WWF)フィリピン支部のクジラ、イルカ類調査を比で担当する動物医のバウティスタさんによると、五月半ばから始まった石油探査作業は強力な海中震動波を起こすため、同海峡に生息するイルカの浮き袋となる肺を破壊、死なせてしまうという。しかも、同海峡が狭いため、震動波は往復して衝撃を強めるそうだ。
バウティスタさんはイルカの姿が見えなくなったことを現地で確認、世界中の海洋ほ乳類専門家にeメールを送って、イルカ保護の支援を求めている。(3日・インクワイアラー)