ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2005.7.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
タロンゴイさん帰郷
イラクの武装勢力に七カ月余り人質になっていたロベルト・タロンゴイさん(31)が二十六日夜、生まれ故郷のダバオ市に帰った。ダバオ国際空港で妹二人に抱きつかれたタロンゴイさんは感激の涙また涙、好物のコーンチップスを手渡されてまた涙。そのまま家族と共にシーガルビーチ保養地に向かった。
タロンゴイさんは父のトマスさんに、監禁されていた二百二十三日間、拷問と飢えと乾きに苦しんだと明かした。「一日に一回、腐った果物を与えられ、誘拐犯人に殴られたそうだ。お祈りだけが希望を与えてくれたって言ってる」とトマスさん。
アラブ系企業で経理担当だったタロンゴイさんと一緒に拉致された人質は米国人一人以外、全員が解放された。(6月28日・インクワイアラー)