ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2005.5.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
深刻な教員不足
サンボアンガ市では、六月から始まる新学期に千人以上もの教師が足りないが、予算がなくて採用は無理な状態。 同市議会のリム教育委員長によると、市内の小学校は今や先生一人に生徒が六十三人以上という過密教室になっている。同月六日の学期始めには予想以上の新入生が登校して来るとサジを投げている。
「教育省は比率を先生一人に生徒四十人まで減らし、理想は二十五人だいう。しかし、一教室に六、七十人の生徒がいる状態ではこの国の読み書き能力は下がるばかり。先生が生徒の面倒をみ切れない」と、リム委員長は嘆く。
同市では前教育年度に三十五人の教師を採用したが、焼け石に水。補正予算で何とか学校に増員費を付けてやりたいと考えている。(26日・ブリティン)