ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 294字|2005.3.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NPAがバス焼き打ち
陸軍第四師団長の指令文書によると、北ダバオ州カパロン町でこのほど起きたバス焼き打ち事件は、比共産党軍事部門の新人民軍(NPA)が「革命税」徴収を拒否された報復に起こしたものだった。
党南ミンダナオ地方委員会が指揮した事件だというが、党とNPAは対象企業の財務記録を調べて適正な「革命税」額を通告し、地方機構の徴税経費も厳しく監査していると主張している。これをバス会社のJRCライナー社が拒否した。
「革命税」は党の支配・優勢地区で利益を上げ、環境を利用しているから当然と豪語している。しかし、師団長指示は「どんな犠牲を払っても恐喝行為を阻止せよ」と命じている。(18日・ブリティン)