ラグビー野郎を逮捕せよ
[ 287字|2005.3.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
南ダバオ州のディゴス市でこのほど開かれた市平和秩序協議会の席上で、サニエル市警察署長が「ラグビーを吸引するのは未成年者だけと思ってもらっては困る」と苦言を呈した。「ラグビー」とは日本でいうシンナーのようトルエンを含む溶剤の俗称。
ミンダナオ地方では、違法薬物の取り締まりが厳しくなり、大麻やシャブと呼ばれる覚せい剤の値段が上がった。そこで悪い大人たちが子どものまねをして「ラグビー」を吸引し、めいてい状態を楽しむようになったという。
これを聞いたラタサ市長は会議の場で「ラグビー野郎は逮捕せよ」と厳命したが、民間企業の間ではとっくに問題になっていた。(4日・ブリテン)