ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 291字|2005.2.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ARMM住民は短命
イスラム教徒自治区(ARMM)の平均寿命は他地域よりも十年も短い。フシン知事が十七日、パサイ市で開かれたARMMサミットで公表した全国人口・保健調査の結果だ。
自治区の男性の平均寿命は五十六歳で、全国平均よりも十歳低く、女性は五十九歳で、同十三年短い。出産による母親の死亡率はARMMが一万人中三百二十人で、全国平均は百八十人。
五歳までの幼児死亡率は千人中七十二人対四十一人。幼児の五〇・六%が貧血症で、四〇・五%がビタミンA欠乏症だ。結核などの伝染病が原因という。
バランガイ(最小行政区)二千三百九十六のうち無医区が二千三と圧倒的。武力紛争も原因だ。(14日・スター)