ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2005.1.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
処刑をストップさせよ
与党連合のビリヤール、ゴードン両上院議員はセブ市で起きている自警団によるとみられる連続殺人事件について、警察当局が犯人グループを早期摘発するよう強く警告した。目撃者が現れず手がかりがないとして捜査は進んでいない。十二月二十二日から始まったこの殺人事件の犠牲者はすでに十八人。犠牲者のほとんどが麻薬などの犯歴があるという。犯罪対策が生ぬるいとして自警団が違法な処刑作戦に乗り出したとみられている。
「警察が事件にストップをかけられず、犠牲者の遺族も独自の報復を選択すれば、セブは無法の街と化す」とビリヤール議員。ゴードン議員も「連続処刑事件は市当局と警察が犯罪摘発に実績を挙げていない証拠」と手厳しく批判した。 (26日・ブリティン)