ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2005.1.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
内臓目的で学童を殺害
サランガニ州マラパタン町を流れるルンパディドゥ川の土手で、昨年十二月二十八日、両眼と腎臓を抜き取られたむごたらしい子どもの死体が発見された。
被害者は同町からサランガニ湾の対岸に当たるゼネラルサントス市カルンパン・バランガイ(最小行政区)にあるバルント小学校の二年生(8)とわかった。発見される前日から行方不明だった。
捜査官の一人によると「高度な技量をもつ外科医がメスを入れたとしか思えない。少年の内臓を医学的な用途に使おうとしたように見える」という。医学の教育研究機関に人間の内臓を売る犯罪シンジケートの犯行である可能性が高いが、ゼネラルサントス市でもサランガニ州でも前代未聞の出来事だった。(13日・ブリティン)