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1月17日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 453字|2005.1.17|社会 (society)|ハロハロ ]

 十二月二十六日に起きたスマトラ島沖巨大地震は、津波の恐ろしさをいやというほど見せつけた。同島西で発生したのでインド洋に被害が広がったが、東側だったら、フィリピンもモロに被害に遭ったに違いない。日本では、一九六〇年のチリ地震津波で三陸海岸など太平洋岸に津波が押し寄せ、百四十人近い死者・行方不明者を出したが、あれから四十年以上が経過、人々の記憶も薄らいでいるようだ。

 東海地震が近未来に発生すると予告されてから、早くも三十年近く経過する。東海地震は南海地震と連動する可能性が指摘され、巨大地震のダブルパンチとなりかねない。関東では大正十二年の関東大震災から八十年以上たち、M8級の地震がいつ起きても不思議はないといわれている。

 近年、東京では海辺近くに高層マンションが続々建設され、大人気という。近くで大きな地震が起きて津波が押し寄せれば、沿岸部では液状化現象が起きるだろう。耐震強化の建物といえども安泰とは思えず、とても住む気にはなれない。みんな海の恐ろしさを忘れているのではないか。(紀)

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