ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2005.1.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
似顔絵で容疑者特定
昨年十二月十二日、ゼネラルサントス市の公設市場で仕掛け爆弾が爆発、十五人が死亡した事件で、国家警察中部ミンダナオ犯罪捜査隊はこのほど、イスラム過激派、アブサヤフ上級幹部のハジ・ムスタファ容疑者と氏名不詳の数人を殺人罪容疑で送検した。近日中に逮捕状を請求する。
捜査を支援するオーストラリアの犯罪専門家が、同国で書かせた似顔絵が決め手となった。事件の三日後、軍・警察共同チームが市内の隠れ家で五人を逮捕したが、いずれもムスタファ容疑者の部下とみられる。同容疑者は当日、同じ隠れ家にいたはずだったが、逃走したもよう。
グループは二〇〇一年七月に同市内で逮捕されたアブサヤフ幹部ナズミ・サブドゥラ容疑者の残党だという。(12日・スター)